中古・整備済み品のYVC-1000を購入する際の注意点|拡張マイクが赤く高速点滅する原因

YVC-1000は、複数人でのWeb会議やオンラインミーティングに便利な製品です。
導入コストを抑えるため、中古品や整備済み品の購入を検討される方も多いのではないでしょうか。
しかし、購入したYVC-1000本体のファームウェアが古い場合、あとから拡張マイクを追加した際に、正常に使用できないことがあります。
今回は、弊社が実際に経験した事例をもとに、中古のYVC-1000や拡張マイク「YVC-MIC1000EX」を購入する際に確認しておきたいポイントをご紹介します。
拡張マイクを追加したら、1台だけ赤色に高速点滅

以下は、弊社が過去に実際に経験した事象です。
弊社が整備済みのYVC-1000を購入した際、本体に付属していたマイク1台は正常に動作していました。
YVC-1000にはマイクを合計5台まで接続できるため、その後、拡張マイク「YVC-MIC1000EX」を4台追加で購入しました。
ところが、追加した4台のうち3台は正常に使用できたものの、残りの1台だけマイクのLEDが赤色に高速点滅し、相手に音声が届きませんでした。
YVC-MIC1000EXは、ミュート中にマイクのLEDが赤色に点灯します。そのため、赤色に高速点滅している状態を見て、マイクが故障し、ミュートを解除できなくなったと勘違いされる方も少なくありません。
しかし、この症状はマイクの故障ではなく、YVC-1000本体のファームウェアが古いことによって発生している可能性があります。
原因はYVC-1000本体のファームウェア
ヤマハの公式サイトでは、製造年月が「2021年12月」以降のYVC-MIC1000EXを使用する場合、YVC-1000本体のファームウェアを「Ver.3.14以降」にするよう案内されています。
製造年月が2021年12月以降のYVC-MIC1000EXを、Ver.3.14より前のファームウェアが適用されたYVC-1000に接続すると、マイクのLEDが赤色に高速点滅し、正常に動作しません。
つまり、もともとYVC-1000に付属していたマイクは正常に使用できていても、あとから購入した製造時期の新しい拡張マイクだけが使用できないことがあります。
複数台のマイクを接続し、そのうち一部だけが赤色に高速点滅する場合は、マイクの故障を疑う前に、YVC-1000本体のファームウェアを確認してください。
中古のYVC-MIC1000EXを購入する場合は特に注意
特に中古のYVC-MIC1000EXを購入する場合は、製造時期の古い製品と新しい製品が市場に混在しているため、注意が必要です。
同じ型番のYVC-MIC1000EXであっても、製造年月によって、古いファームウェアのYVC-1000で使用できるものと、Ver.3.14以降への更新が必要なものがあります。
複数の販売店から中古のYVC-MIC1000EXを購入した場合や、時期を分けて買い足した場合には、製造時期の異なるマイクが混在し、一部のマイクだけが正常に動作しないといったトラブルが発生しやすくなります。
見た目や型番だけでは判断できないため、中古品を購入する際は、マイク底面に記載されている製造年月を確認するとともに、YVC-1000本体のファームウェアがVer.3.14以降になっているかを確認することが重要です。
「整備済み品」という表記だけでは判断できない
中古市場では、「整備済み品」として販売されていても、実際の整備内容は販売店によって異なります。
外観の清掃や電源が入ることの確認などにとどまり、YVC-1000本体のファームウェアが更新されていない製品もあるようです。
付属している製造時期の古いマイクでは正常に動作していても、購入後に製造年月が2021年12月以降のYVC-MIC1000EXを追加すると、LEDが赤色に高速点滅し、正常に使用できない場合があります。
そのため、「整備済み品」という表記だけで判断せず、購入前に次の点を確認することをおすすめします。
- マイクが正常に認識されるか
- 付属品が揃っているか
- 基本動作が確認されているか
- 保証期間や返品対応があるか
- YVC-1000本体のファームウェアが最新の状態に更新されているか
特に重要なのが、ファームウェアの更新状況です。
中古・整備済みのYVC-1000を購入する際は、価格や外観だけでなく、どこまで整備や動作確認が行われているかも確認しましょう。
YVC-MIC1000EXの製造年月を確認する方法
YVC-MIC1000EXの製造年月は、下記画像の赤枠部分で確認できます。

製造年月が「2021年12月」以降の場合は、YVC-1000本体のファームウェアをVer.3.14以降に更新して使用してください。
製造年月の異なるマイクを複数台使用している場合でも、YVC-1000本体のファームウェアを対応バージョンに更新することで、正常に使用できるようになります。
YVC-1000のファームウェア更新方法
YVC-1000のファームウェアは、Windowsパソコンを使用して更新できます。
ヤマハ公式サイトからファームウェア更新用ファイルをダウンロードし、YVC-1000とパソコンをUSBケーブルで接続したうえで、アップデーターを実行します。
更新中にUSBケーブルを抜いたり、YVC-1000の電源を切ったりしないよう注意してください。
ヤマハ公式サイト
https://jp.yamaha.com/support/updates/yvc_1000_Firmware_win.html
まとめ
YVC-MIC1000EXのLEDが赤色に高速点滅し、音声が相手に届かない場合、マイクの故障とは限りません。
製造年月が2021年12月以降のYVC-MIC1000EXを、古いファームウェアのYVC-1000に接続していることが原因の可能性があります。
この場合は、YVC-1000本体のファームウェアをVer.3.14以降に更新することで改善が見込めます。
特に中古市場では、製造時期の異なるYVC-MIC1000EXが混在しています。
また、「整備済み品」として販売されていても、清掃や起動確認だけが行われ、ファームウェアまでは更新されていない場合があります。
中古・整備済みのYVC-1000を購入する際は、価格や外観だけでなく、ファームウェアの更新状況や、正常に動作確認が行われているかも確認しましょう。
スマートネットワークスでは、YVC-1000本体の基本動作確認に加え、ファームウェアの確認・更新を行ったうえで整備済み品を販売しています。
安心して長く使用できる製品をお探しの方は、ぜひ当店の整備済みYVC-1000をご検討ください。


